高等工科学校~辞めたいと思っている君へ~

高等工科学校
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当ブログへお越しいただきありがとうございます。

今回は、高等工科学校を辞めたいと思っている生徒、またはその親御さん入校したいけどやめる場合を考えている…。

そんな方々に向けて僕の経験を基に、辞める決断をすべきかするべきではないかを伝えたいと思います。

※あくまで僕の経験を基に書いているので、参考程度にご覧ください

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高等工科学校を辞めるとは?

高等工科学校の生徒は、特別職国家公務員という身分を持つ、公務員です。

したがって、高等工科学校を辞めるということは普通の高校のような「退学」ではなく、「退職」として扱われ、経歴にも残ります
(学内では退校と呼ばれています)

では、どのような影響が影響が出るかですが、

最終学歴が中卒に

普通高校を中退した場合も同じですが、最終学歴が中卒になります。

もちろん、中卒でも働いて多方面で活躍されている方もいますが、現代において高等学校を卒業しているというのは最低限の学歴として浸透しています。

大学などへの進学を検討している場合は高卒の資格が必要で、障害になってしまいますが、普通の高校へ入りなおしたり高等学校卒業程度試験(旧大検)へ合格することで回避することが可能です。

また、基本的に高等工科学校は自主退職については他の高校への編入手続きなどはしてくれませんが、病気や訓練事故など相応の理由がある場合に限り、編入の手配を行ってくれます。

僕の同期で在学中に難病を患い退校した人がいましたが、普通の高校へ編入していった人がいました。

経歴に残る

これも普通の高校と同じで学歴としてはもちろん、一応就職していると言えるので、職歴としても残ります

就職などのタイミングにもよりますが、隠したとしても税金の支払い等で会社にはバレる場合があるので、ご注意ください。

親に負担をかける恐れがある

高等工科学校をやめ、そのまま就職するという選択をする方はおそらくほとんど居らず、たいていの場合は普通の高校へ行ったり、高認試験に合格して大学進学や専門学校進学を目指すと思います。

その場合必要になるのが「お金」です。

在学中に倹約に過ごしていたとしても、正直そこまで貯金は貯まっていないと思います。そのため、進学に必要なお金をはじめ、食費なども増えることになります。

そして忘れそうになるのが、住民税です。
退校する時期にもよりますが、仮に1年以上在学していたとすると年収で100万円はこえているため、所得割は課税対象となる可能性が高いです。均等割りは免除になります。

このようにお金が色々とかかってくることを頭に入れておかないといけません

やめた方がいい人

次に、高等工科学校をやめた方がいい人の特徴について、独断と偏見でお伝えします(笑)

自衛隊以外にやりたいことがある人

だったらそもそも高等工科学校に入校するなと言いたいところですが、多感で好奇心の旺盛な高校生です。

在学中に他にやりたいことが見つかることもあります。
若いんだから可能性は無限大ですし、それを摘んではいけないと思います。

但し、明確な目的と意図を持ち、その夢の実現に向けたロードマップの作成ができる人に限ります

能力の高い人

これは高等工科学校というより、陸上自衛隊に対しても言えるのですが、仕事の能力が高い人や頭のいい人(学力だけではなく、物事の考え方なども含め)は、民間でその能力を発揮した方がいいと言えるからです。

自衛隊は公務員なので犯罪でも犯さない限りクビになることはほぼありません。したがって、仕事ができない人間でもそれなりの収入を得ることができます。

ですが、部隊には様々な書類業務や頭を使う仕事も多いです。よって、部隊内では仕事のできない人には誰でもできる雑用を任せ仕事のできる人に高度な仕事が押し付けられる傾向にあり、これが最大の理由となります。

まあ、そもそも本当に賢い方は自衛隊に入りたいとは思わないはず。。。

辞めない方がいい人

次に、辞めない方がいい人についてお伝えしていきます。

闇雲に辞めたいと思っている人

これは、辞めない方がいい人の中でお伝えした、「やりたいことがある人」と正反対な人のことで、ただ高等工科学校での生活がきついから、辛いからという理由で辞めたいと思っている人です。

要するに、自分に甘いだけです。
自衛隊の甘々な社会ですらやっていけない人間など、民間では通用しません。

僕も在学中は学校に対する不満などを持ち、辞めたい、嫌だと親や区隊職員にいろいろと相談していましたが、結局は甘えだったなと今は思っています。

能力の低い人

能力というより、社会で生きていく力、人間力的なものが乏しい人は、おそらく民間でうまくやっていけないと思います。

そのような人は、卒業すれば定年まで雇用が保証されている高等工科学校に居続け、自衛隊に残った方が収入面でも社会的信用においても確実に良い人生になると思います。

もちろん、努力して生きていく武器を身に着けていけば、この限りではありません。

周囲に迷惑をかける人

具体的には、規律違反をしょっちゅうしている、協調性のない、人間として終わっている人です。

こういう人間は、周りを巻き込んで全体を悪くする、まさに腐ったみかん的な存在になります。

卒業後も、犯罪を犯すなどし、自衛隊の顔に泥を塗って真面目に働く他の隊員へ迷惑をかける可能性もあるため、いなくなった方が全体のためです。

まずは落ち着いて考えよう

全寮制で、相談できる人も限られる特殊な環境にいると、ストレスも溜まります。

それにより、正常な判断や思考ができず、計画性を持たない勢いだけで辞めるという決断をして人生を棒に振るのはもったいないし時間の無駄です。

まずは、なぜ辞めたいと思うのかを分析し、その理由に基づいて辞めることが適切なのかをよく考えてください。
また、金銭面なども考慮し、現実的なのかについても検討してください。

本当は、「最終的に決めるのは自分自身だ」と言いたいところでしたが、現実はそんなに甘くありません…。

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回も文字だらけでスイマセン…。

ちょっと批判的口調になっている部分があるかもしれませんが、あくまで僕の私見で、経験を基に記述していますので、ご了承ください。

もし、この記事を在学中の生徒が読んでいるのであれば、その判断の参考になれば幸いです。

コメント

  1. IDO より:

    病名については不快かつセンシティブなので話なので、お手すきで消しておいてください〜

    • utaman_admin より:

      >>IDOさん
      不快に感じられたのであれば、申し訳ございません。
      本記事に記載されている、病名に該当する部分を削除いたしました。
      もし漏れ等ありましたら、コメントでご指摘いただけると幸いです。

      今後とも、当ブログをよろしくお願いいたします。

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